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カテゴリー別アーカイブ: 日記

第18回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

 

「農業って大変そう」「天候に左右されるし不安」
たしかに農業は簡単ではありません。でも今、農家という働き方は“新しい可能性”を持つ仕事として注目されています

技術や販売方法が進化し、農家は「作る人」から「価値をつくる人」へ変わってきています‍✨


1)工夫次第で“稼ぎ方”が広がる

昔は「作って市場へ出す」が主流でしたが、今は選択肢が増えています。

  • 直売所でファンを増やす

  • ネット販売で全国に届ける

  • ふるさと納税で地域ブランド化

  • 飲食店・ホテルと提携して“指名買い”される️

  • 加工品で付加価値をつける(ジャム・干し芋・漬物など)✨

「育てる」+「届ける」まで設計できるのが、今の農家の魅力です


2)テクノロジーで農業が進化している

農業は“経験と勘”だけの世界ではなくなってきました。

  • センサーで温度・湿度・土壌を管理️

  • ドローンで農薬散布・生育チェック️

  • 自動潅水で水管理を省力化

  • データで収量や品質を改善

こうした技術によって、作業の負担が減り、品質が安定しやすくなります。
「農業=古い」ではなく、実はかなり“未来型の仕事”になってきているんです✨


3)“自分のブランド”を育てる面白さ️

農家の魅力は、商品だけでなく“ストーリー”も届けられること。

  • どんな土で育てたのか

  • どんな想いで作っているのか❤️

  • どんな人が栽培しているのか

  • 収穫までどんな工夫があるのか

SNSやブログ、動画で発信することで、作物に価値が宿り、ファンが増えていきます✨
「あなたの野菜だから買う」「あなたのお米が好き」
そんな“指名”が生まれるのは、農家ならではの魅力です


4)家族や人生と向き合える働き方にもなる️

もちろん農繁期は忙しいですが、農業は自分で計画を立て、働き方を設計しやすい面もあります✨
家族との時間、地域との関わり、暮らしそのものを大切にしたい人にとって、農業は魅力的な選択肢になり得ます‍‍‍


まとめ:農家は“つくる”から“価値を育てる”仕事へ✨

農家の魅力は、
✅ 販売やブランドづくりで可能性が広がる
✅ テクノロジーで進化している
✅ ファンとつながれる
✅ 自分らしい働き方を描ける
ことにあります

作物を育てることは、未来を育てること。
農家は、これからもっと面白くなる仕事です✨

第17回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

 

スーパーで野菜を選ぶとき、当たり前のように並んでいる季節の恵み。
でもその裏側には、天気と向き合い、土を育て、作物の声を聞きながら毎日手を動かす農家さんの努力があります👨‍🌾🌱

農家の魅力は、ただ「作る」だけではありません。
命を育て、地域を守り、食を支える——そんな大きな役割を担う、誇りのある仕事です🌍✨


1)自然と共に働く“生きた仕事”🌤️🌧️🌈

農業は、季節の変化そのものが仕事のリズムになります。

  • 春:苗づくりや定植でスタート🌱🌸

  • 夏:成長期!水・草・病害虫との勝負☀️🐛

  • 秋:収穫の喜びと忙しさ🍠🍇

  • 冬:土づくりや計画、次の準備❄️📋

同じ作物でも、年によって気温や雨量が違うので“毎年同じ”はありません。
だからこそ、経験と工夫が活きる仕事であり、自然の面白さを肌で感じられます😊🌿


2)「おいしい!」がダイレクトに届く喜び😋📦💌

農家の魅力のひとつは、作ったものが人に届き、反応が返ってくること。

  • 「今年のトマト、甘いね!」🍅✨

  • 「このお米、香りが最高!」🍚🌾

  • 「子どもが野菜を食べてくれました!」👧👦🥕

こうした言葉は、疲れが吹き飛ぶほどの力があります💪🔥
特に直売所やネット販売、ふるさと納税などを活用すると、お客様との距離が近くなり、やりがいがさらに増します📲🛒✨


3)“育てる力”が、人生の財産になる🧠🌱

農業は、作物を育てるだけでなく、自分自身も育ててくれる仕事です。

  • 観察力:葉の色、茎の張り、土の湿り気を見抜く👀🌿

  • 判断力:天気を読んで作業を決める🧭☁️

  • 計画力:収穫時期から逆算して段取りを組む📅✅

  • 改善力:失敗を次の年に活かす🔁📈

「うまくいかない年があっても、必ず学びが残る」
この積み重ねが、農家としての腕を強くしていきます👨‍🌾✨


4)地域を守る“基盤”の仕事🏡🌾

農家がいることで、地域の風景や暮らしが守られます。

  • 田畑が管理されることで、景観が保たれる🌄

  • 耕作放棄地を減らし、災害リスクの抑制にもつながる🌧️➡️🛡️

  • 地元の食文化が続いていく🍲❤️

農業は、食をつくるだけでなく、地域の未来を支える仕事でもあります🌍✨


まとめ:農家は“食と命の未来”をつくる仕事🌱🍚

農家の魅力は、
✅ 自然と共に働く面白さ
✅ 「おいしい」が直接届く喜び
✅ 観察力・判断力が磨かれる成長
✅ 地域と食文化を守る誇り
にあります😊🌈

食卓の当たり前は、農家の毎日の積み重ね。
だからこそ農家は、これからも必要とされ続ける大切な仕事です🌾✨

第16回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

さて今回は

 

ゴーヤ農家の一日ってどんな感じ?🌞🥒

 

 

「農家さんって、夏は毎日めちゃくちゃ大変なんじゃないですか?」
とよく聞かれます。

はい、正直に言うと…

暑いです。めちゃくちゃ暑いです😂☀️

でもそのぶん、

  • 朝日に照らされる緑のカーテンの美しさ

  • ツヤツヤしたゴーヤを収穫するときの嬉しさ

  • 「おいしかったよ!」というお客様の声

があるからこそ、
「また来年も頑張ろう」と思える仕事でもあります✨

今日は、
**ゴーヤ農家の“とある夏の一日”**と
この仕事のやりがい・しんどさ・面白さを
少し本音まじりでお伝えしてみます🌿


1. 一日のスタートは“涼しい時間との勝負”⏰

◆ 5:30〜6:00 まだ涼しいうちに畑へ

真夏のゴーヤ畑は、
日が高くなると一気に 熱気の塊 になります🔥

なので、

  • 早朝の涼しいうちに

  • 収穫と見回りをできるだけ進める

これが夏の鉄則です。

畑に着くと、まずはゴーヤの“顔色”をチェック👀

  • 葉の色は濃く、元気があるか

  • ツルが倒れたり、絡まりすぎていないか

  • 実のつき方に偏りがないか

  • 害虫や病気の兆候がないか

ざっと全体を見ながら、

「今日はこの列から収穫しよう」
「ここの株は少し疲れてそうだから、あとで水と追肥をしよう」

と、その日の段取りを頭の中で組み立てていきます🧠


2. 朝のメインイベントは“収穫&選別”🥒

◆ 6:00〜8:30 ひたすら収穫タイム

ゴーヤの収穫は、

  • ハサミ片手に

  • 一本一本の色と大きさを確認しながら

  • 手早く、丁寧に

進めていきます✂️

「全部一気に取っちゃえば早いのに」と思うかもしれませんが、

  • 小さすぎる実は、もう少し太らせたい

  • 黄色味が出てきた実は、完熟に近く出荷には向かない
    など、収穫適期を見極める必要があります。

◆ ゴーヤを触れば“状態が分かる”ようになる

慣れてくると、
ゴーヤを手に取ったときの👇

  • 重さ

  • 表面のゴツゴツ感

  • 皮のハリ

で、

「これはいい出来だな」
「これは家庭用向きかな」

と、自然に判断できるようになってきます。

この感覚は、
**何年も畑に出ているうちに身についていく“農家の勘”**です😊


3. 収穫が終わったら、次は“選別・箱詰め”📦

◆ 8:30〜10:00 出荷準備モードへ

収穫したゴーヤは、
そのまま市場や直売所へ送るわけではありません。

  • サイズ

  • 色つや

を見ながら、
規格ごとに分けていきます。

  • 形が整っていて、長さ・太さが揃っているもの → 店頭向けの“顔”になるゴーヤ✨

  • 少し曲がっていたり、太さにバラつきがあるもの → 家庭用・加工用

など、
それぞれに合った行き先を決めていく作業です。

箱詰めのときには👇

  • 重ねすぎて潰れないように

  • 輸送中に傷がつかないように

  • 見た目が美しく見えるように並べる

という“見せ方の工夫”も欠かせません👀

「青果物は、箱を開けた瞬間の印象がとても大事」

そう教えてくれたのは、市場の担当の方でした。
それ以来、「開けた瞬間に気持ちがいい箱」を目指して詰めるようにしています😄


4. お昼前後は“体も頭もクールダウン”の時間🌤️

◆ 10:00〜12:00 ハウス内作業・管理・出荷

日差しがきつくなる時間帯は、

  • ハウス内の点検

  • 水やり(自動灌水の調整)

  • 出荷伝票の記入・発送手続き

など、体力を使いすぎない作業にシフトします。

トラックや集荷場にゴーヤを届け、

  • 「今日はいいゴーヤが揃ってますね」

  • 「この前のロット、評判よかったですよ」

なんて言葉をもらえると、
朝の疲れも少し吹き飛びます🚚✨

◆ 12:00〜13:00 お昼休憩🍚

夏場の農作業は、

  • こまめな水分・塩分補給

  • しっかりした食事

  • 暑さから身体を休める時間

が本当に大事です。

お昼ごはんのおかずに

  • ゴーヤチャンプルー

  • ゴーヤの天ぷら

  • ゴーヤの浅漬け

が並ぶことも多く、
「自分の育てた野菜を自分で食べる」という
ささやかな幸せを感じる時間でもあります😊🍴


5. 午後は“これからの実り”のための時間🌱

◆ 13:30〜15:30 ツルの手入れ・草取り・追肥

午後は、

  • ツルの絡まりを直す

  • 伸びすぎた部分を軽く剪定

  • 株元の雑草を取る

  • 必要に応じて追肥

など、**「今後も安定して収穫していくための作業」**が中心です。

雑草をそのままにしておくと👇

  • 栄養や水を奪われる

  • 害虫や病気の原因になる

ので、
夏場の草取りはゴーヤ農家にとって “終わらない戦い” でもあります😂

でも、
除草後にスッと整った畝を見ると、
それだけで気持ちが少しスッキリします✨


6. 夕方は“明日の準備&記録”の時間📓

◆ 16:00〜18:00 記録とふり返り

日が少し傾いて過ごしやすくなってきたら、

  • その日の収穫量

  • 販売先ごとの出荷数

  • 天候・気温・株の状態

などをノートやタブレットに記録していきます。

この記録があることで👇

  • 「今年は梅雨明け後の実つきが良かった/悪かった」

  • 「この品種は高温に強い/弱い」

  • 「追肥のタイミングと収量の関係」

といったことが、翌年以降の栽培に活かせるようになります🌈

「農業は、毎年がテストであり、全部が次へのヒント」

そんな感覚で、記録を続けています✏️


7. ゴーヤ農家の「ここがしんどい…」正直な話💦

もちろん、良いことばかりではありません。

  • 猛暑の中での作業は本当にきつい😵‍💫

  • 台風や豪雨で、ネットや支柱が倒されることも

  • 相場が安くなると、頑張っても収入に結びつかない時期もある

「せっかくいい出来だったのに、天候と価格に振り回される」
そんな悔しい思いをすることも、少なくありません。

でも、

  • 畑一面のゴーヤの緑

  • 手にずっしりと重みのある、良い実を収穫できたとき

  • 「ここのゴーヤじゃないとダメなんです」と言ってくださるお客様

そういう瞬間が積み重なると、

「やっぱり、この仕事が好きなんだよなぁ」
という気持ちが、また戻ってきます😊


8. ゴーヤ農家のやりがい:「誰かの夏の記憶の一部になれる」🌺

子どもの頃、

  • 夏休みに食べたゴーヤチャンプルー

  • おばあちゃん家の緑のカーテン

  • 祭りの日に出たゴーヤ天ぷら

そんな“夏の記憶”に、
ゴーヤが登場している方もいるかもしれません。

農家としてうれしいのは、

自分が育てたゴーヤが、
誰かの「夏の思い出」の一部になっているかもしれない

そう思えることです😊

  • 「おじいちゃんがゴーヤ好きで、毎年送ってるんです」

  • 「子どもに、苦いけど体にいいんだって教えています」

  • 「夏になると、ここからゴーヤを買わないと落ち着かなくて」

そんな言葉は、
暑さも疲れも、全部チャラにしてくれるほどの力があります🌈


9. これからのゴーヤ農家の挑戦💡

ゴーヤはまだまだ、

  • 「苦い野菜」

  • 「沖縄料理のイメージ」

という枠にとどまっています。

でも、農家としては

  • サラダ向けのマイルドなゴーヤ

  • スムージーやジュースへの活用🥤

  • お菓子やパンとのコラボ

など、もっと日常のいろんな場面でゴーヤを楽しんでもらいたい
という思いもあります。

  • 新しい品種へのチャレンジ

  • 飲食店さんとのコラボメニュー

  • SNSやレシピ発信での情報発信

など、畑の外での仕事も少しずつ増やしながら、
「ゴーヤって意外といけるじゃん!」と思ってもらえるきっかけづくりをしていきたいです😊


10. まとめ:ゴーヤ農家の一日は、夏を丸ごと味わう仕事🌞🥒

  • 早朝の涼しい時間から、収穫・選別・出荷

  • 日中はツルや株の管理、草取り、追肥

  • 夕方は記録と翌日の準備

  • 暑さ・天候・相場に振り回される大変さもある

それでも、

  • 畑一面の緑

  • 手に伝わるゴーヤのずっしりした重さ

  • 食べてくれた人の「おいしかったよ!」の一言

それらが全部つながって、

「今年もこの夏を、ゴーヤと一緒に駆け抜けてよかった」

そんな気持ちになります😊

もしよかったら、
今年の夏、あなたの食卓にも
一皿のゴーヤ料理を加えてみてください。

その一皿の向こう側には、
朝早くから畑に出て、
ツルと土と向き合っているゴーヤ農家の一日があります🌿

そしていつか、
あなたの「夏の思い出」の中にも、
ゴーヤがそっと登場してくれたら──
農家として、これ以上の喜びはありません🍀✨

 

第15回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

さて今回は

 

“苦みの向こう側”

 

夏になると、スーパーや直売所に並び始めるゴーヤ。
「ゴーヤチャンプルーのイメージしかない」「苦くてちょっと苦手…😅」
そんな声もよく聞きます。

でも、畑で毎日ゴーヤと向き合っている農家としては

「ゴーヤって、実はめちゃくちゃ奥が深くて優秀なやつなんですよ!」
と声を大にして伝えたいんです💪✨

今日は、
ゴーヤ農家の一年の流れ
おいしい&育てやすいゴーヤを届けるためのこだわりを、
できるだけ分かりやすくお話ししてみます🌿


1. ゴーヤは「暑さに強い」だけじゃない、夏向きの頼れる野菜☀️

ゴーヤは、沖縄や九州のイメージが強いかもしれませんが、
今では本州各地でも栽培されている夏野菜です。

  • 強い日差しにも負けない💪

  • 病気にも比較的強い

  • 緑のカーテンとしても人気

という特徴から、
家庭菜園でも人気者になりつつあります。

でも、ただ「放っておけば勝手に生る」わけではなく、
たくさん実をつけて、味も良くしていくには
やっぱり日々の気遣いが必要なんです👀✨


2. ゴーヤ農家の一年ざっくりカレンダー📅

地域にもよりますが、だいたいこんな流れで一年が進みます👇

  • 2〜3月:土づくり・育苗準備

  • 4〜5月:定植(苗植え)🌱

  • 6〜9月:収穫のピーク!🥒

  • 10月:片付け・次作へ向けた圃場(ほじょう)管理

「夏の野菜だから、夏だけ忙しいんでしょ?」とよく言われますが、
実際には 寒いうちから準備が始まっている んです😄


3. ゴーヤの土づくりは“ふかふかベッド+水はけ”が命💧

ゴーヤはツル性の植物で、根もしっかり広がります。
だからこそ、

「根っこがのびのびできる、ふかふかの土」
が大事です🌱

◆ ゴーヤが好きな土の条件

  • 水はけが良い

  • でも、すぐカラカラにならない程度に水持ちもある

  • 根を邪魔する大きな石・ガチガチの層が少ない

土づくりでは、

  • 堆肥を入れて土の“ふかふか感”をアップ

  • 元肥(もとごえ)を入れて、成長のスタートダッシュをサポート

  • 深く耕して、ツルの成長シーズンに備える

などの作業を行います💪

「ゴーヤは強いから、肥料も適当でいいんでしょ?」なんて声もありますが、
強いからこそ、しっかり育てると“実つき”が全然違うんです😆


4. 苗づくり&定植:スタートラインで手を抜かない🌱

ゴーヤは

  • 種から育てる場合

  • 育苗業者さんの苗を購入する場合

大きくこの2パターンがあります。

◆ 種まきのときのひと工夫

ゴーヤの種は固い殻に包まれているため、

  • 先端を少し削る

  • 一晩水に浸す

など、“発芽しやすくする工夫”をすることもあります✨

発芽したあとは、

  • 日光をしっかり当てる

  • 苗が徒長(ひょろひょろ)しないように管理

  • 本葉が出てきたタイミングで、ポットを大きくする

など、がっしりした苗に育てることを意識します。

◆ 畑に植えるタイミングも超重要⏰

ゴーヤは寒さが大の苦手🥶
「まだ朝晩が冷えるなぁ」という時期に急いで植えてしまうと、

  • 成長が止まる

  • 弱って病気にかかりやすくなる

などのリスクがあります。

  • 地温がしっかり上がってきた頃

  • 遅霜の心配がほぼなくなった頃

を見計らって、いよいよ定植!

植えつけのときは👇

  • 根鉢を崩しすぎないように

  • 深植えしすぎないように

  • 植えたあとたっぷり灌水(水やり)

このスタートダッシュをうまく決めることで、
その後のツルの伸び方が全然変わってきます😄


5. ツルとネットとゴーヤ農家の毎日🕸️

ゴーヤと言えば、ネットに絡みながらぐんぐん伸びるツル
農家にとっても、この「ツル」との付き合い方が重要です。

◆ ネット張りは“緑のカーテン”の骨組みづくり

  • ツルが絡みやすい目合いのネットを使う

  • 風でバタバタしないようにピンと張る

  • 支柱やハウスの骨組みとしっかり固定

「まあこのくらいでいいか」とゆるく張ると、
後でツルと実の重さでたるんだり、倒れたりしてしまいます💦

だからこそ、
「まだツルが何もない」早い段階で、しっかり準備しておくことが大切なんです✨


6. 水やり&追肥:やりすぎても、足りなくてもダメ💧

ゴーヤは暑さに強いとはいえ、
実をどんどんつけるためには 水と養分 が欠かせません。

◆ 水やりのポイント

  • 真夏のカンカン照りの日は、朝か夕方の涼しい時間に

  • 表面だけ濡らす“ちょい水やり”ではなく、根まで届くようにたっぷりと

  • ハウス栽培の場合は、根腐れしないように排水もチェック

◆ 追肥のタイミング

  • ツルが伸び始めた頃

  • 花が次々と咲き始めた頃

  • 収穫が続いて、株が疲れてきた頃

このあたりで、様子を見ながら追肥します。

肥料が足りないと👇

  • 実が小さい

  • 色が薄い

  • ツルばかり伸びて実がつかない

逆に、肥料過多だと👇

  • 葉ばかり茂って“暴れツル”になる

  • 味が落ちる

など、“やりすぎも不足もダメ”な世界です😅

ゴーヤの葉とツルと花の様子を見ながら、

「今はもう一押し栄養が欲しいかな?」
「ちょっと元気が良すぎるから、抑え気味にしよう」

と、まるで会話しているような気持ちで管理しています🌿


7. 花が咲き始めると、畑が一気ににぎやかに🌼🐝

ゴーヤの花は、黄色くてとてもかわいらしいんです。

  • 小さな雄花がたくさん

  • 所々に雌花(実になる)がつく

ミツバチなどの虫たちが飛び回り、
自然に受粉が進んでいきます🐝

品種や栽培条件によっては、

  • 人の手で軽く受粉を助ける場合
    もありますが、基本的には自然の力にお任せすることも多いです。

花が咲き始めると、
農家としての目線も

「ツルの伸び具合」から「実の付き方」へ
少しずつシフトしていきます👀


8. いよいよ収穫!“タイミング”がおいしさを決める⏰

ゴーヤの収穫で大事なのは、
「どのタイミングで取るか」 ということ。

  • 早すぎる → 細くて苦みがキツいことも

  • 遅すぎる → 種周りが赤くなり始め、実が黄色っぽくなってしまう

◆ 収穫時に見るポイント

  • 全体の色がしっかり濃い緑か

  • 大きさ・太さが、その品種の目安に近いか

  • イボ(表面のゴツゴツ)がしっかりしているか

一つひとつ実を手に取り、

「これは今日がベスト」
と判断したものから順に収穫していきます✂️

朝の涼しい時間に収穫したゴーヤは、

  • 実がシャキッとしている

  • 鮮度が長持ちする

ので、そのまま選別・箱詰めして市場へ、
あるいは直売所へと旅立っていきます🚚✨


9. ゴーヤ農家が伝えたい「苦み」との付き合い方😄

「ゴーヤ=苦い」が当たり前ですが、
その“苦み”との付き合い方次第で、
好きにもなれるし、苦手なままにもなってしまいます。

◆ 農家のおすすめ下ごしらえ

  • 薄切りにして、軽く塩もみ+サッと湯通し

  • ワタをしっかり取る(苦みの強い部分)

  • 卵や豚肉、チーズなど、コクのある食材と組み合わせる

こうするだけで、
「最初に想像していたより全然食べやすい!」
と驚かれる方が多いです😆

◆ 実は“甘い”一面もあるゴーヤ?

完熟させたゴーヤの中の赤いゼリー状の部分は、
実はほんのり甘かったりします。
(ただし食べすぎはNGなので、“味見程度”がおすすめです👅)

※出荷用のゴーヤは、そこまで完熟させる前に収穫します。


10. まとめ:ゴーヤは“夏の身体をいたわる、ちょっと大人な野菜”🌿

  • ゴーヤは、暑さに強く、夏にぴったりの頼れる野菜

  • 土づくり・苗・ツル・水・肥料・花・収穫…一年を通して手をかけている

  • 収穫のタイミング一つで、味や食感が大きく変わる

  • 下ごしらえや組み合わせ次第で、“苦み”はおいしさに変わる

もしスーパーでゴーヤを見かけたら、
ちょっとだけ農家の畑のことを思い出してもらえたら嬉しいです😊

そして、
今年の夏はぜひ、
「ゴーヤ=苦いだけ」から一歩進んで
いろいろな料理に挑戦してみてください🍳✨

ゴーヤのさわやかな苦みが、
きっとあなたの夏バテ気味の身体を、そっと応援してくれますよ🌈

 

 

第14回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

さて今回は

 

自然と共に生きる🌴✨

 

🌾畑に広がる緑のカーテン

ゴーヤ畑に足を踏み入れると、
そこは一面、緑のトンネル🌿✨

太陽の光をたっぷり浴びて、
ぐんぐん伸びるツルと、鮮やかな緑の実。
その生命力こそ、ゴーヤの魅力🌞💪

ゴーヤは“暑さに負けない植物”。
だからこそ、夏を元気に乗り越える象徴なんです🌴✨


👩‍🌾ひとつの実を育てるまでの努力

ゴーヤが市場に並ぶまでには、たくさんの手間と愛情が注がれています💧🌿

・種まきから発芽まで約2週間🌱
・花が咲き、受粉して実が大きくなるまで丁寧に観察👀
・収穫までの約60日間、虫や天候との戦い💪🌦️

真夏の畑で汗を流しながらも、
立派に実ったゴーヤを見る瞬間には、
「この仕事をしていてよかった」と心から思えるそうです😊🌈


🌿ゴーヤがつなぐ人と地域

地域の直売所や飲食店との連携も、ゴーヤ農家の大切な活動🌾✨
「地元で採れたゴーヤを使いたい」という声に応え、
新鮮なゴーヤを朝採れのまま出荷する取り組みも増えています🚜💨

“地域でつくり、地域で食べる”
そんな循環が、人と自然のつながりを守っています🌎💚


🌈次の世代へつなぐ“やさしい農業”

最近では、若い世代の農家も増えています👩‍🌾🌿
環境にやさしい有機栽培や、
SNSでの発信によるファンづくりなど、
新しい形のゴーヤ農業も広がっています📱🌱

ゴーヤ農家は、“伝統と未来”をつなぐ架け橋。
農業は、地域と地球を元気にする仕事です🌈✨


💬まとめ:ゴーヤで広がる笑顔の輪

ゴーヤ農家の仕事は、
自然と向き合い、人を元気にする“命を育てる仕事”🌿✨

畑で流す汗の一滴が、
食卓の笑顔と健康を生み出している🥒🌞

ゴーヤの苦味の奥には、
農家の情熱と、未来への優しい希望が詰まっています💚🌈

 

第13回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

さて今回は

 

苦味の中に優しさがある🌞✨

 

 

🌸ゴーヤの魅力って?

夏といえばゴーヤ!☀️
独特の苦味がクセになる、沖縄生まれの“夏野菜の王様”です👑✨

ビタミンC・カルシウム・鉄分など栄養満点💪
炒め物や天ぷら、サラダなど、どんな料理にも合う万能食材🥗🍳

ゴーヤの苦味は、実は「暑さに負けないための味」。
体の中から元気をくれる、天然のサプリメントなんです🌿🌞


👨‍🌾農家のこだわりが生む味の深み

ゴーヤは暑い地域で育つ植物🌴
農家さんたちは、日差しや水の管理に細心の注意を払っています💧☀️

・朝の水やりは“気温が上がる前”に済ませる
・日差しを浴びながらも風通しを確保
・ひとつひとつ、実の大きさとツヤをチェック👀✨

丁寧に育てられたゴーヤは、苦味の中にほんのり甘みがあり、肉厚でジューシー💚

「苦いだけじゃない、旨味のあるゴーヤ」
それがプロの手で育てられた本物の味なんです🥒✨


🌿自然の力と向き合う日々

ゴーヤ農家は、自然のリズムと共に生きています🌞🌦️
台風や猛暑、雨不足など、気候の変化に左右されやすい作物だからこそ、
日々の観察力と経験が欠かせません👨‍🌾💪

空の色や風の匂いで、畑の調子を感じ取る。
それが、ゴーヤ農家の“目に見えない技術”です🌈🌿


💬まとめ:苦味の中に、愛情がある

スーパーで見かける一本のゴーヤにも、
農家の努力と自然の恵みが詰まっています💚

「苦い」と思って食べた一口が、
体を元気にしてくれる“優しい苦味”になりますように🌿✨

 

 

第12回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

さて今回は

 

ゴーヤ農家から伝えたい!家庭で楽しむゴーヤの知恵 🌿🥒

ゴーヤを育ててみよう 🏡

最近は「家庭菜園でゴーヤを育てたい」という方も増えています。ゴーヤは育てやすく、グリーンカーテンとしても人気です。🌳

育て方のポイント 🌱

  1. 日当たりの良い場所に植える ☀️

  2. ツルが伸びやすいようにネットを用意する 🕸️

  3. 水やりは朝か夕方にたっぷりと 💧

特に夏場は成長が早いので、毎日変化を楽しめますよ。


ゴーヤをおいしく食べる下ごしらえ 🍳

「ゴーヤは苦いから苦手」という声をよく聞きます。実は、下ごしらえで苦みを和らげる方法があるんです。

  • 薄く切って塩もみ → 水分と一緒に苦みが抜けます

  • 下ゆでして冷水にさらす → 苦みが軽減し、色も鮮やかに

  • 油と炒める → ゴーヤの苦みと油のコクが相性抜群

このひと手間で、ぐっと食べやすくなります。😊


農家直伝!おすすめレシピ 🍴

ゴーヤチャンプルー 🥢

王道の炒め物。豆腐や卵、豚肉と合わせれば栄養満点。

ゴーヤとツナのサラダ 🥗

塩もみしたゴーヤにツナ缶とマヨネーズを和えるだけ。子どもでも食べやすい一品です。

ゴーヤチップス 🍟

薄切りにして揚げれば、おやつやおつまみにぴったり。苦みがほどよく残ってクセになります。


農家が伝えたいゴーヤの魅力 🌟

ゴーヤは「食べて元気になる野菜」。

  • 夏バテ防止

  • 美肌効果(ビタミンCが豊富)

  • 生活習慣病予防

私たち農家は、毎年「お客様に元気を届けたい」という思いでゴーヤを育てています。💪


まとめ 🌈

ゴーヤは独特の苦みが魅力で、健康にも美容にも良い万能野菜です。🌱
農家直送の新鮮なゴーヤは、家庭での料理にもぴったり。

この夏はぜひ、ゴーヤを育てて食べて、自然の恵みを感じてみてくださいね。🥒✨

 

第11回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

さて今回は

ゴーヤの魅力と農家のこだわり 🌱🥒✨

夏の定番野菜・ゴーヤとは? ☀️

夏になるとスーパーや直売所でよく見かけるゴーヤ。沖縄の「ゴーヤチャンプルー」で有名ですが、近年は全国で人気の健康野菜になっています。🥢

ゴーヤはウリ科の野菜で、独特の苦みが特徴。その苦みには「モモルデシン」という成分が含まれており、胃を刺激して食欲を増進する効果や、血糖値を下げる効果が期待されています。💡
夏バテしやすい時期にぴったりの食材なんです。


ゴーヤ栽培の1年 🌱

春 ― 種まきと苗づくり 🌸

春になると、ゴーヤ農家の仕事が始まります。まずは種をまき、苗を育てます。気温や湿度に気を配りながら、元気な苗を育てるのが最初の勝負です。

初夏 ― 定植とネット張り 🕸️

畑に苗を植え、ツルが伸びやすいようにネットを張ります。ゴーヤはツル性の植物なので、しっかりとした支柱やネットが欠かせません。

夏 ― 実りの時期 ☀️

太陽の光をたっぷり浴びて、ゴーヤはぐんぐん成長します。7月から8月にかけて収穫のピークを迎え、畑一面に緑の実がぶら下がる光景は圧巻です。🥒✨

秋 ― 後片付け 🍂

収穫が終わると、ツルを片付け、土を休ませる作業を行います。次の年に向けた大切な準備です。


ゴーヤ農家のこだわり 🌿

私たちが特に大切にしているのは「苦みと食べやすさのバランス」です。

  • 化学肥料をできるだけ使わず、自然に近い栽培を心がける

  • 土づくりを徹底し、栄養をしっかりと実に届ける

  • 収穫のタイミングを見極めて、一番おいしい瞬間にお届けする

お客様から「苦みがマイルドで食べやすい!」と喜んでいただけると、農家として本当にやりがいを感じます。😊


ゴーヤのおいしい食べ方 🍳

ゴーヤといえばチャンプルーが有名ですが、それ以外にも色々なアレンジができます。

  • ゴーヤの天ぷら 🍤 → サクサク衣と苦みの相性が抜群

  • ゴーヤの漬物 🥒 → ポリポリ食感でご飯のお供に

  • ゴーヤスムージー 🥤 → 夏バテ防止にぴったりの栄養ドリンク

料理の工夫次第で、苦みが和らいだり、逆にクセを楽しんだりできるのもゴーヤの魅力です。


まとめ 📌

ゴーヤは「苦いけど体にいい」だけではなく、農家の手間ひまと自然の恵みが詰まった夏のごちそうです。
私たちは「健康を届ける野菜」として、自信を持ってゴーヤを育てています。🌱✨

この夏はぜひ、新鮮なゴーヤを食卓に取り入れて、元気いっぱいで過ごしてくださいね。☀️

第10回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~“朝採れを売り切る”~

ゴーヤは鮮度・色・トゲ=価値朝採れ→選別→予冷→店頭3時間動線と、SKU設計×苦味の活かし方×見せ方で“夕方完売”を狙います。ここではラインナップ→表示→体験(試食/レシピ)→販路別オペ→SNSの実務を公開。


1|SKU“3階建て” ️

  1. ベース

    • 生鮮ゴーヤ(S/M/L:長さ・太さ・色で規格)

    • 白ゴーヤ(品種):苦味まろやか・サラダ訴求

  2. ミドル

    • カットゴーヤ(HACCP順守で冷蔵)

    • 漬け込み用セット(ゴーヤ+塩+鰹節+レシピ)

  3. プレミアム

    • 朝採れ指定ロットサイズ均一の飲食店向け箱

    • ゴーヤチップス(低温フライ/乾燥)ジュース用B品

すべてに採収日・保存温度(10〜12℃目安)・ロットを明記。


2|“3時間動線”と温度設計 ⏱️❄️

  1. 6–8時 収穫:畝端で一次選別→即予冷

  2. 8–9時 選別・包装結露ゼロで袋詰め

  3. 〜11時 出荷:直売/飲食/量販/ECへ

  • 混載注意:エチレン発生品(果物)と同梱NG


3|等級・選別・検品

  • 濃緑=高評価、白ゴーヤは黄化NG

  • トゲ張り・密度が良いものを上位。

  • 形状曲がり・尻細りはBへ。打痕・黄化・裂果は外す

  • 長さ:主力は20〜25cm(地域・取引先仕様に合わせる)。


4|POPテンプレ&“苦味の伝え方” ️

  • 名前:朝採れゴーヤ 1本

  • おいしさの理由:日照たっぷり・早朝収穫・即日予冷

  • 保存野菜室(10〜12℃目安)、カットは冷蔵で早めに

  • 下ごしらえ縦半分→ワタをスプーンでしっかり除去→薄切り→塩もみ1〜2分→流水→水気を絞る

  • 苦味が苦手な方へさっと下茹で30〜60秒でやさしい味に

  • 相性:卵・豆腐・豚・ツナ・鰹節・胡麻油

“苦味はごちそう”——油・卵・タンパクと組むと旨味に変わると伝える。✨


5|レシピカード

  • ゴーヤーチャンプルー:油→豚→ゴーヤ→豆腐→卵の順。強火で手早く、味付けは塩・醤油少々。

  • 白ゴーヤのサラダ:薄切り+塩もみ→ヨーグルト/マヨ+蜂蜜ひと垂れ

  • 漬けゴーヤ:薄切り→塩→酢+砂糖+醤油+鰹節。冷蔵1晩で完成


6|販路別“必勝オペ”

  • 直売所断面見本(ワタ除去)塩もみ体験の一口試食。白・緑の食べ比べを提案。

  • 量販フェイス確保濃緑を前列レシピA6を差し込み。カット品は日付鮮明

  • 飲食長さ・太さ・苦味の目線合わせ(試食サンプル)。曜日固定便で仕込みを安定。

  • ECクール便、緩衝材で打痕ゼロ保存・下処理カード同梱


7|価格・在庫・値引き

  • 即決帯198/248/298円など段階価格。

  • セット割:白+緑で**−30円**、漬けセットペア割

  • 値引きは閉店30分前の1回でブランド維持。

  • 週次ABCで**B品→加工(チップス/ジュース)**に逃がす。


8|加工のコツ(HACCP視点)

  • カット:手洗い→器具消毒→低温処理速やかに包装

  • チップス/乾燥薄切り→塩→低温乾燥、仕上げは軽く二度揚げ or 追い乾燥でカリッ。

  • 表示要冷蔵/常温の区分・期限・アレルゲン(使用時)を明記。


9|SNS“3コマ運用”

  • :畑の逆光&濃緑の寄り「本日◯時並びます」

  • 塩もみ→シャキッの断面動画15秒

  • :「残り◯本/白は完売、緑あと△本」速報
    ハッシュタグ:#朝採れ #ゴーヤ #白ゴーヤ #チャンプルー #夏野菜


10|クレーム“未然防止”️

  • 黄化:過熟/温度逸脱→早朝収穫・予冷徹底

  • 打痕:梱包高さ・段積み→緩衝材と低積み

  • 苦味が強すぎる下処理カード塩もみ/短時間茹でを案内。

  • 連絡を受けたら写真→ロット→即交換/返金のフローを固定。


11|出荷前チェックリスト ✅

  • ☐ 色(濃緑/白)・トゲ張り

  • ☐ 曲がり・打痕・黄化の除外

  • ☐ 予冷10〜12℃・結露なし

  • ☐ ラベル(採収日/サイズ/保存温度/ロット)

  • ☐ 同梱:レシピA6・保存/下処理カード

  • ☐ 伝票・温度記録


まとめ
商品(緑/白・生/カット/加工)×温度(予冷・輸送)×伝え方(下処理・レシピ)。この三位一体で“朝採れ→夕完売”は日常に。まずはPOPとレシピA6を今日作って、断面見本を売場に置きましょう。

 

 

第9回ゴーヤ雑学講座

皆さんこんにちは!

中山有志、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~“ツルを整え、実を走らせる”~

ゴーヤ(ツルレイシ)はツル管理×水肥バランス×温度・光で収量と品質が決まります。今日は圃場設計→苗の定植→誘引と摘心→受粉→病害虫IPM→収穫→予冷・出荷まで、現場でそのまま使える“型”をまとめました。


1|圃場・土づくり・作型計画 ️

  • pH:6.0〜6.5(やや酸性〜中性)。排水重視で高畝25〜30cm+明渠。

  • 元肥:窒素は控えめ、カリ優先(着果・品質)。未熟堆肥はNG。

  • 作型:露地/ハウス(促成・半促成)。株間40〜60cm・畝間180cm前後が目安(支柱/ネット幅で調整)。

  • 整枝前提で**上部に親線(トップワイヤ)**を張り、縦ネットをピンと張る。


2|定植と初期管理(活着が9割)

  • 定植時期:地温が安定してから。低温土壌は根傷み→生育停滞の元。

  • 植穴灌水→定植→活着潅水根鉢密着

  • マルチ:黒マルチで地温・雑草対策。初期は**風よけ(べたがけ)**が効く。

  • 活着期はしっかり給水、伸長期は過湿回避で根を深く。


3|誘引・整枝・摘心(“面”で攻める)

  • 基本:親づるは上部の親線で摘心子づる(側枝)に着果させる。

  • 下位節(地際〜8節程度)は側枝・花を除去して風通しを確保。

  • 子づるネットに“Z字”で誘引し、混み過ぎたら摘心で光を回す。

  • 果実の肩焼け回避葉陰を残す(完全に裸にしない)。→


4|受粉・着果管理

  • 露地はミツバチ・マルハナ等でOK。ハウスはバンブルビー導入or朝の手授粉(9〜11時)。

  • 着果負担:株力に合わせて初期は控えめ、中盤から連続着果へ。

  • 果形の揃い水分とカリの安定で決まる。過乾燥→尻細り・曲がりに。


5|環境(温度・光・風)️

  • 好適気温:昼24〜30℃/夜18〜22℃。

  • 高温期は側窓全開・遮光20〜30%、低温期は保温+夜の過湿回避

  • 風通し=病気予防×受粉安定葉裏まで風が抜ける密度が目安。


6|水・肥料の波形

  • :朝多め→夕切り上げ。**交互灌水(右畝→左畝)**で根を探らせる。

  • 少量多回の追肥(灌注/点滴)。窒素過多=ツルボケ&苦味の尖りK・Ca・Mg果皮の腰を作る。

  • EC/排水チェックを週次で。塩類集積は淡水灌水でリセット。


7|病害虫とIPM ️

  • 病気:うどんこ・ベと・炭疽。

  • :アブラムシ・コナジラミ・ハダニ・ヨトウ。

  • 対策

    • 防虫ネット+黄/青粘着板で飛来抑制。

    • 捕食性ダニ・寄生蜂の生物資材、殺虫は系統ローテ収穫前日数厳守。

    • 下葉整理・換気で湿害回避。

    • ウイルス媒介虫対策を最優先(初期防除)。


8|収穫(回転で勝つ)✂️

  • 目安:開花後12〜18日色が濃く・トゲが立ち、長さ18〜25cm(品種で調整)。

  • 過熟=黄化→裂開2〜3日おきに一気に回る

  • 丁寧に切り採り打痕ゼロを徹底。柄は1cm程度残すと痛みにくい。


9|予冷・保管・出荷 ❄️

  • 予冷:採り熱を抜く。10〜12℃・高湿が基準(10℃未満で低温障害に注意)。

  • 包装穴あき袋結露防止の吸湿紙。エチレン源(果実)と混載しない

  • ラベル:採収日・サイズ・保存温度・ロットを明記。


10|現場チェックリスト ✅

  • ☐ pH・畝高・排水路

  • ☐ 風よけ・活着潅水・初期防除

  • ☐ 親線摘心位置・下位節の整理

  • ☐ 受粉状況(蜂/手)・着果負担

  • ☐ うどんこ/ベと観察・粘着板カウント

  • ☐ 収穫間隔・予冷温度・結露有無

  • ☐ ラベル表記(採収日/ロット/保存)


まとめ
「整枝で光を配る」×「水肥を薄く均一に」×「収穫回転を切らさない」。この三点で、ゴーヤは太く・揃って・長く取れます。まずは親線の高さと下位節整理を今日の現場から。